裁判事例を元にフランチャイズのトラブル回避方法をまとめてみた

コラム 2019/02/23

自営業などの第一歩として、フランチャイズに加盟することは大きなメリットとなります。
独立して経営から始めるとなると、全て個人でやらなければいけないのに対し、フランチャイズならブランドの知名度や経営のノウハウなどを与えてもらいながら自分で店舗を構えることが出来ます。
しかしながら、フランチャイズのオーナーと、フランチャイズ本部との間でトラブルが起きてしまい、経営が上手くいかないなんていう事例も少なくはありません。
こちらの記事では、過去の裁判などからフランチャイズのトラブルを回避する方法などをまとめてみました。

フランチャイズのトラブル①本部からの勧誘

裁判
契約の内容をよく確認せずに契約し、あとで本部とのトラブルに発展するケースは多いです。
フランチャイズの本部としては、なるべく多くのオーナーに契約してもらい、店舗の拡大などを目的としたいところ。
フランチャイズ加入後のメリットばかりを伝えて契約させ、実際に起こりうるデメリットに関しての説明が弱い場合も多々あります。
フランチャイズに加入する側としては、そういったデメリットも視野に入れて契約を考えるべきです。

本部からの勧誘によるトラブル回避方法

フランチャイズに加入する前に、契約内容をしっかり確認することがトラブル回避への第一歩です。
フランチャイズの本部とオーナーとの間で起こりうるトラブルは、大体が契約内容についてのトラブルだったりします。
納得できない内容でも、契約書にある内容であれば裁判でも負けてしまう場合があります。
本部からの勧誘の言葉にだけ耳を傾けるのではなく「自分は経営者である」という自覚をもって、本部とより良い信頼関係を築けるようにしましょう。

フランチャイズのトラブル②売り上げトラブル

フランチャイズのトラブルでやはり懸念されているのは「売り上げに関するトラブル」です。
フランチャイズを始めてビジネスを継続していけるかどうかは、経営後の売り上げによって変わってきます。
売り上げが上がらずに、オーナーの収益にならないのは様々な要因があります。

売り上げに関わるトラブルの回避方法

フランチャイズの本部からしっかりサポートしてくれるかどうかによって、売り上げに関するトラブルの深刻さは変わってきます。
トラブルになる前に、常に本部とのコミュニケーションは取るように努力しましょう。
そもそも、本部からのサポートがあまり手厚いとは言えない場合は、フランチャイズ加盟を考えた方が良いでしょう。

フランチャイズは契約金に関するトラブルが一番多い?

フランチャイズのトラブルは、オーナーとフランチャイズ本部だけの問題ではありません。
最近では、フランチャイズの店舗で働いていた従業員による不祥事や事件で、ブランドの損害賠償に繋がる事例もあります。

フランチャイズの契約解除の裁判事例

クリーニング事業のフランチャイズオーナーが、本部に解約を申し出た際に、フランチャイズ本部から「解約一時金」という形で500万円請求したという事例があります。
実際にこれは裁判になり、フランチャイズ本部はロイヤリティや加盟金などを低く抑えて経営させていたことなどから、賠償金として提示したものになります。
こちらの裁判は、高等裁判所で二審まで続き、結果的には「フランチャイズ契約の際に、解約一時金についての明記が無かったこと」で、オーナー側に支払いの義務がないという判決となりました。
賠償金や、解約の際に条件が合った場合、もしくは解約金について詳しい明記が契約書に記載されていた場合は支払いの義務が生じてしまうので、トラブルになる前に回避できるよう、契約書はしっかりチェックしましょう。

フランチャイズを契約終了した後もトラブルに注意

フランチャイズを解約した後のトラブルも、回避しなければいけないポイントになります。
フランチャイズ契約を解除した後に、そのフランチャイズ経営で得たノウハウを基にビジネス展開するのは、競業避止義務などの規制に関わってきます。
実際にフランチャイズで経営をしていた人が、フランチャイズ契約終了後に同業のビジネスを行い、契約前のフランチャイズの親会社と裁判になったという事例は後を絶ちません。
確かにフランチャイズで得た知識や経営のノウハウは、自分で事業を立ち上げる際にも使用したいところではありますが、契約後であってもフランチャイズの親会社とトラブルになり兼ねないので注意しましょう。

フランチャイズでのトラブル回避は弁護士に相談?

契約
フランチャイズの経営などでトラブルを回避したい、このままだと裁判になり兼ねないという場合は、フランチャイズトラブルに強い弁護士に相談するのもおすすめです。
事業を行う際には、普通に生きていくよりも法律が多く絡んできます。無知なままだと、思わぬトラブルになってしまうことも勿論考えられます。
そうなる前に、フランチャイズに関わる法律に詳しい専門家に話を伺うことも重要です。

フランチャイズに関わるトラブルまとめ

フランチャイズのトラブルを回避していくには
・普段からフランチャイズの本部と密にコミュニケーションをとっていく
・契約前にしっかり下調べを行う
・従業員からの不祥事を回避するために、教育をしっかり行う
・トラブルになりそうな場合は、弁護士に相談する
こういった努力が必要になります。
フランチャイズの本部と裁判などになると、多額の費用が発生してしまいます。
思わぬ事例で、多額の費用を使ってしまったり、経営が立ち行かなくなる前に、トラブルはなるべく回避する方法を考えましょう。